脳の中の「黒質」とよばれる場所の細胞が少なくなり、「ドパミン」という物質が少なくなる病気です。
ドパミンが少なくなった結果、症状として「振戦(ふるえ)」、「固縮(体がかたくなる)」、「無動・寡動(動作が遅くなる)」、「姿勢反射障害(バランスが悪くなる)」といった4大症状を主とする症状がでてきます。具体的には、手がふるえたり、歩行時にはすくんでしまったり、歩幅が狭くなったりして転びやすくなります。また、表情が乏しくなったり、文字を書くとだんだん小さくなったりしてしまうなどもパーキンソン病の特徴です。
【そのほかのパーキンソン病の症状】
関節痛・筋痛、疲労感、脱力、こわばり感、起立性低血圧、よだれ、嚥下障害、便秘、頻尿、発汗、手足冷感、うつ、不安、精神症状、睡眠障害、首下がり、腰曲がりなど4大症状以外にも種々の症状がみられます。