認知症疾患医療センターにて脳神経外科、メンタルクリニックと協力して診療を行っています。認知症診療は問診と画像(MRI, PET, SPECT)、神経心理学を中心に多方面から認知症患者さんを診察し、正しい診断から治療方針を決定します。画像は神経放射線科と毎月合同カンファレンスを行っています。特に神経心理学検査は時間がかかり難解と思われがちですが、ベットサイドで短時間に行いわかりやすい臨床をモットーにして行っています。薬物療法だけでなく患者さんおよび家族からの相談を認知症疾患医療センター相談員と協力して行っています。治験も積極的にとりいれています。
2024年からは、アミロイドPETや髄液検査により、アルツハイマー病による軽度認知障害(MCI)あるいは軽度の認知症と診断された方を対象として、進行抑制作用のある新規治療薬「レカネマブ(レケンビ®)」投与を積極的に行っています。