平成25年度より順天堂大学では従来の博士課程(博士(医学)取得目的コース)に加え、新たに修士課程(修士(医学))が設定され、4年生大学卒業者の受け入れが可能となりました。
現在神経学講座(大学院)では、パーキンソン病を含む神経変性疾患、脳血管障害、認知症を呈する疾患(主にアルツハイマー病)についての研究を推進しています(具体的には、
研究実績・研究紹介 ご参照ください)。全グループに共通しているのは、疾患モデル細胞・動物(先天的・後天的)を用いる点ですが、歴史ある本講座の最大の強みは臨床サンプル(血清・核酸・脳脊髄液・病理標本)を十分に利用できる点です。これらの臨床サンプルから得られたデータを、多彩な疾患モデル動物・疾患iPS細胞を利用し解析することで、疾患病態研究から臨床に直結しうる治療研究までをカバーしています。また本講座では、国内外の一流施設との共同研究を積極的に行っており、一流の研究者とのDiscussionや最先端の研究に直接触れることで、幅広い生命科学の知識を得られる機会があります。最近の例としては、疾患iPS細胞由来神経細胞を用いた病態解析(慶大岡野栄之教授グループ)、パーキンソン病病態研究(都医学研田中啓二所長グループ)、パーキンソン病治療薬探索(慶大井本正哉教授グループ)、疾患特異的RNA研究(理研林崎良英ディレクター・ピエロ カルニンチ副センター長)との共同研究を行っています。
日々の臨床の中で直面する疾患の病態を解明したい・より良い治療法を開発したい、という高い志のある神経内科医の方だけでなく、当方の十分なハード面を利用し中枢神経疾患病態の解明に意欲ある研究者志望の方にもご参加いただくことができるよう、個々の方々が最大限のcarrier developmentのチャンスを得られるようサポートしていきたいと考えています。
また研究に専念できる経済的バックアップが得られるよう、グラントの申請などについてもご相談いただければ、それぞれ対応させていただきますのでご相談ください。
意欲ある若人の参加を教室員一同、心よりお待ちしております。
順天堂大学大学院 医学研究科 神経学講座 (脳神経内科)は,大学院入学後の皆様のキャリア・アップを全力でサポートします。
※大学院への入学希望の方は以下までご連絡をお待ちしております。