順天堂医院脳神経内科では入局希望医師（研修医）、治験希望患者さんを募集しております

この言葉は決して新しいことではありません。昭和20年～30年初めまでは自宅で療養し、病状に応じてかかりつけ医が往診することも珍しいことではありませんでした。その後病院志向が強まっていましたが、介護保険の導入や国の医療政策の見直しにより「病院より自宅で療養」という流れになってきました。
当科においてもその流れを重視し、入院の適応ではないが通院困難な患者のかたがたに対し不安なく療養ができるようサポートする試みを始めようとしております。

実際には神経疾患と闘っておられる方々から「病院に通院すること自体が大変」という声をよく聞きます。順天堂医院・脳神経内科では通院が大変な神経疾患の患者さんや御家族の療養への心配・不安を少しでも払拭するために何かしらのお手伝いをしたいという思いを形にしたいと考えました。
当科の在宅医療に携わる者が患者さん及びご家族の方々、療養にかかわる方々とひざを交えて話しあい、ご家庭での療養生活のご提案をしてゆきたいと思っております。    

火曜日の午後・渡邊（日本在宅医学会・会員）、
金曜日の午後・石垣（日本在宅医学会・会員・専門医）
がご相談を承ります。お話はある程度お時間を要しますので、ご予約が必要となることもあります。
お話の趣旨や家族構成（介護に携わることのできる方々の人数やご関係）、療養の現状、主治医の先生がおられましたら、その先生の御紹介状をまえもってご提示いただければ尚よろしいと思います。

当院から近い方だけでなく遠方の方々にも日本在宅医学会会員の所属する医療機関を中心にご紹介し、各地域の先生方と可能な限り連携し皆様の療養生活の経過を追っていきたいと考えております。病状によっては検査や治療目的の短期入院も検討することもあります。そのさいはきちんと病状を把握し、主治医の先生や訪問看護、介護ステーション、ケアマネージャーなどに退院後の療養の提案をしていきたいと考えております。